あるワーキングマザーの呟き

子育てと仕事のベストな両立方法を日々模索中。

長年のサラリーマン人生に別れを告げた

20年弱続けていたサラリーマンを辞めました。

理由は、育児/家事とフルタイム勤務との両立の限界でした。

 

昨年アラフォーにして思いがけず第2子を出産。上の子とは別園だけど保育園にも入園することができ、今年4月から復職しました。ところが、下の子は体かメンタルが弱いのか病気にかからない日の方が珍しい状態。上の子(3才)もつられるように発病するようになり、そのうち持病の小児喘息が悪化しはじめ、ついには入院するようになってしまいました。

 

仕事は当然滞るわけですよ。稀に病児保育を確保できた日は何とか勤務できたものの、2人いっぺんに休まれるとまず不可能。親や義両親にも事情により頼れません。結局、有休を使って子供の看病にあたるわけですが、夫の協力を得ても、15日しかない有休は、復職2か月目に入る頃には底を尽き始めていました。

 

私の担当業務は公費を使っての事業立ち上げでした。そのため期日は絶対死守なんです。作業の遅滞分は夜間と土日にカバーするしかなく、せっせと夜鍋状態。すると今度は家事と育児が滞ってきますね。夫が対応してくれますが、それもじき限界が訪れます。楽しいはずの休日も、家中に二人の子供の泣きわめく声が響き渡り、険悪な空気が充満していました。

 

やがて子供が入院するようになりました。ある日病院で付き添いながらパソコン作業をしていてハッとしました。普段の自分だったら絶対にしないような致命的なミスをするようになっていたのです。

 

病院のレストランで思わず頭を抱えました。この先、これを続けることに何の意味があるんだろう。有休が無くなるのはもはや時間の問題。その先は欠勤扱いになり、時短で最小限になった給料は、ほとんどなくなる。

 

上司や同僚を裏切ることになる?この先この状態で続けていても、期日までに高いクオリティで完遂させられる可能性は限りなく低い。以前の自分なら私生活を投げうってでも任務遂行していたけれど、今子供達や家のことを投げだすわけにはいかない。まさに絵に描いたような手詰まり状態。

 

こうして私は20年弱のサラリーマン人生に、別れを告げることを決めたのでした。

 

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【思い出の地】7年間に訪れた憧れの地、ノルウェー・トロムソ。

極夜シーズン(12月)だったので、朝から空がほんのり赤く、幻想的な景色が広がっていました。