あるワーキングマザーの呟き

子育てと仕事のベストな両立方法を日々模索中。

台風直撃でよぎった登山の思い出

昨夜の台風直撃で家が揺れました。台風で家が揺れるなんて体験、初めてです。今朝も近所を見渡すと、木が結構大胆に折れていて、自然の威力をまざまざと見せつけられました。そんななか、ふと思い出したこと。

 

学生時代は登山サークルに所属していました。3000m級の山にもチャレンジする正真正銘の硬派なサークルです。幹部の時には北岳登頂を計画しました。北岳といえば、国内では富士山に次ぐ標高(3193m)です。毎日のようにMtgも重ね、準備は抜かりなく、整えていたはずでした。

 

結論から言うと、登頂は雨により直前で断念しました。登山口から何日も雨続きだったため、既に怪我人や体調不良者が何人か出ており、全員が安全に下山することを目的に据えると、その判断をせざるを得なかったのです。

 

標高の高い山では、快晴があまり長続きしません。快晴は持って2時間。その後は大抵気が遠くなる量の雨が長いこと降り続けます。(私が雨女なのかもしれないですが笑)

 

でも、だからこそ、たまに晴れたときの景色の神々しさが半端ないんですよね。

本当に美しい。だから登山をやめられない。

 

夜も同じ。標高の高い山だから美しい星空が見えるだろうと期待しても、だいたい雲が厚くてあまり見えない。でも1度だけ、本当に驚くほどの星空に遭遇したことがあります。

 

まだ日の出前の早朝テントを抜け出したとき、星に手が届きそうなほど近かった。上だけでなく横にも星があって、つまり地面以外は全て星空。半球状の星空にすっぽり包みこまれるようでした。地球は丸いんだなぁとしみじみ感じたことを覚えています。

 

いつかまた子供が大きくなったら、体を整えて、登山を再開してみたいと思います。そしてまたいつか、奇跡が重なって自然の美しい姿を目にすることができたら、、、といまだに懲りない自分がいたりします。

 

f:id:polar-night:20181001135214j:plain

4年前に訪れたカナダのホワイトホースで見たオーロラ(微量)。4夜連続でウォッチしたけど、見られたのはこの微量一度のみ。翌月同じ場所に訪れた友人はカーテン状のオーロラを見られたというから、私はやはり雨女なのかもしれない。