あるワーキングマザーの呟き

子育てと仕事のベストな両立方法を日々模索中。

ニセコ高橋牧場のピザについて

朝晩ひんやりした空気を感じられるようになってきました。少し前のジリつく日差しが嘘のようです。

 

夏を振り返ると、やはりハイライトは夏休み旅行。我が家はマイルを使って北海道はニセコまで行って参りました。5年ほど前に夫と訪れ、雄大な自然となだらかな牧場に一目惚れ。今回は満を持しての再訪です。

 

悪天候が続いたり、娘の胃腸炎が酷かったりで、アクティブに動けなかった我が家にとって一番居心地が良かったのが、ここです。

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http://www.niseko-takahashi.jp/

ニセコ高橋牧場

 

濃厚なソフトクリームはもちろんのこと、

牧場にはオシャレすぎるレストランが

二軒も並んでおります。

 

そしてここのピザが超絶美味しい。

http://www.niseko-takahashi.jp/mandriano/

モッツァレラがもう、、とろけます。

びっくりしました。表参道とかの美味しいピザ屋さんの100倍美味しい。チーズでこんなに変わるとは。予想以上でした。

 

家帰ったら思わずモッツァレラのせピザ作りましたもの(生地をこねたのはホームベーカリー)。

 

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ちなみにニセコはスキー場で有名ですが、とりわけここのパウダースノーのクオリティは格別らしい。その事実が通の間で知れ渡るようになり、この数年でニセコは富裕層が集まる世界有数のスキーリゾートになったとか。そんなわけで街中の様子は一変しておりました。豪華でオシャレなホテルが乱立し、看板は英語か中国語でほぼ独占。我が家が泊まったコンドミニアムも英国の会社が管理運営してました。日本じゃないような、不思議な空間でしたよ。なかなか新鮮ではありました。

 

来年秋にはG20サミットも開催されるとか。

世界リゾートとしてのますます注目が集まりそうですね。

 

最後になりましたが、先日の地震で被害に遭われた方々には謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げております。そしてまた必ず伺います。

 

 

 

 

 

 

台風直撃でよぎった登山の思い出

昨夜の台風直撃で家が揺れました。台風で家が揺れるなんて体験、初めてです。今朝も近所を見渡すと、木が結構大胆に折れていて、自然の威力をまざまざと見せつけられました。そんななか、ふと思い出したこと。

 

学生時代は登山サークルに所属していました。3000m級の山にもチャレンジする正真正銘の硬派なサークルです。幹部の時には北岳登頂を計画しました。北岳といえば、国内では富士山に次ぐ標高(3193m)です。毎日のようにMtgも重ね、準備は抜かりなく、整えていたはずでした。

 

結論から言うと、登頂は雨により直前で断念しました。登山口から何日も雨続きだったため、既に怪我人や体調不良者が何人か出ており、全員が安全に下山することを目的に据えると、その判断をせざるを得なかったのです。

 

標高の高い山では、快晴があまり長続きしません。快晴は持って2時間。その後は大抵気が遠くなる量の雨が長いこと降り続けます。(私が雨女なのかもしれないですが笑)

 

でも、だからこそ、たまに晴れたときの景色の神々しさが半端ないんですよね。

本当に美しい。だから登山をやめられない。

 

夜も同じ。標高の高い山だから美しい星空が見えるだろうと期待しても、だいたい雲が厚くてあまり見えない。でも1度だけ、本当に驚くほどの星空に遭遇したことがあります。

 

まだ日の出前の早朝テントを抜け出したとき、星に手が届きそうなほど近かった。上だけでなく横にも星があって、つまり地面以外は全て星空。半球状の星空にすっぽり包みこまれるようでした。地球は丸いんだなぁとしみじみ感じたことを覚えています。

 

いつかまた子供が大きくなったら、体を整えて、登山を再開してみたいと思います。そしてまたいつか、奇跡が重なって自然の美しい姿を目にすることができたら、、、といまだに懲りない自分がいたりします。

 

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4年前に訪れたカナダのホワイトホースで見たオーロラ(微量)。4夜連続でウォッチしたけど、見られたのはこの微量一度のみ。翌月同じ場所に訪れた友人はカーテン状のオーロラを見られたというから、私はやはり雨女なのかもしれない。

 

パンにまつわる幸せの忘備録

今年の初め、近所に小さなパン屋さんが開店しました。 ご自宅を改装して、玄関横に設置した素敵なショーウインドウに、お手製のパンを並べています。開店しているのは月に3日だけ。優しそうなお母さんがニコニコ笑顔で迎えてくれます。

 

ショーウインドウには、湯だね角食パン、カマンベールブール、全粒粉のスコーン、ベーグル、ブリオッシュ、あんバター入りホワイトパンなどなど、数々のこだわりパンが所狭しと並べられています。

 

個人的に気に入っているのは、ちょっとゴツめのベーグル。バトンショコラとフルーツ系(オレンジピールや栗など季節によって変わります)がふんだんに練りこまれてるのがあって、それがあるとつい買ってしまいます。

息子のお気に入りは、ゾウさんパン。隣接する公園にあるゾウさん滑り台をモチーフにした甘い風味のパンです。

 

パン屋さんに立ち込める、あの幸せ感って何でしょうね。

 

そういえば、先日行ったあんぱんミュージアムで、これは他のアミューズメントパークでは真似できない、うまい商売だなぁと思ったのがジャムおじさんのパン屋さんでした。子供たちにとっては、絵に描いたような夢の世界ですよね。(安くないけど)そりゃ買いますでしょ!!

結局、あんぱんマン(かぼちゃ餡入り)、ロールパンナちゃん(カスタードクリームとチョコクリームのハーフ)、名犬チーズ(チーズクリーム入り)をお買い上げして帰ったのでした。

 

パンがくれる幸せ。

子供時代の美味しい思い出。

作り手の温もり。

五感がフルに満たされることで生まれる豊かな気持ち。

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上から、息子のお気に入りのゾウさんパン、

下が、私のお気に入りのベーグル(チョコと栗)、右はレーズンパン。

 

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ジャムおじさんのパン屋さんの収穫物。フタを開けるやいなや、子供たちが手を伸ばしてくるため、写真撮影が至難の技でした。

 

 

 

歌川広重と西洋人

「没後160年記念 歌川広重」@太田記念美術館を見てきました。

 

一番の感想言うと、「西洋人多いっ!」(そこかい、、、)

いや、本当そうなんですよ。お客さんの1/3が西洋人でした。

どうしてなんでしょうかね。

 

西洋人の方の熱心なおしゃべりに耳を傾けると、「beautiful blue...」などと聞こえてきます。美術館のウェブサイトを見ると、「歌川広重の作品は海を超え、ゴッホやモネなどにも愛されたことは広く知られています。とくに広重作品の大胆な構図、そして美しい青色がおおいに好まれたようです」(© Ōta Memorial Museum of Art.)とありました。

 

どうやら当時、独特の風合いを持つ「ベロ藍」と呼ばれる化学染料が中国で安価に生産されるようになり、爆発的に人気となったとか。確かに広重の絵は、空や海・川に施されたブルーのグラデーションが非常に鮮やかで目を引きます。

 

個人的には「雨」や「雪」の情景を描く絵が印象に残りました。

にわか雨が降り始めたときに、不穏で冷たい空気が充満していく様子、

夜間に雪が降り積もり、静けさが徐々に広がっていく様が、

見事に描かれています。

 

出口の売店に行くと、またもや西洋人が高価なミュージアム本を次々購入していました。美術品にかける熱意が日本人のそれと決定的に違うなと感じます。

いつかその理由を掘り下げて考えてみたいと思います。

 

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最近お絵描き好きな息子に、インスピレーションの一助になればと、売店でハガキを購入。左の絵(川)に描かれたブルーの深みと配置が絶妙ですね。

 

 

 

 

 

長年のサラリーマン人生に別れを告げた

20年弱続けていたサラリーマンを辞めました。

理由は、育児/家事とフルタイム勤務との両立の限界でした。

 

昨年アラフォーにして思いがけず第2子を出産。上の子とは別園だけど保育園にも入園することができ、今年4月から復職しました。ところが、下の子は体かメンタルが弱いのか病気にかからない日の方が珍しい状態。上の子(3才)もつられるように発病するようになり、そのうち持病の小児喘息が悪化しはじめ、ついには入院するようになってしまいました。

 

仕事は当然滞るわけですよ。稀に病児保育を確保できた日は何とか勤務できたものの、2人いっぺんに休まれるとまず不可能。親や義両親にも事情により頼れません。結局、有休を使って子供の看病にあたるわけですが、夫の協力を得ても、15日しかない有休は、復職2か月目に入る頃には底を尽き始めていました。

 

私の担当業務は公費を使っての事業立ち上げでした。そのため期日は絶対死守なんです。作業の遅滞分は夜間と土日にカバーするしかなく、せっせと夜鍋状態。すると今度は家事と育児が滞ってきますね。夫が対応してくれますが、それもじき限界が訪れます。楽しいはずの休日も、家中に二人の子供の泣きわめく声が響き渡り、険悪な空気が充満していました。

 

やがて子供が入院するようになりました。ある日病院で付き添いながらパソコン作業をしていてハッとしました。普段の自分だったら絶対にしないような致命的なミスをするようになっていたのです。

 

病院のレストランで思わず頭を抱えました。この先、これを続けることに何の意味があるんだろう。有休が無くなるのはもはや時間の問題。その先は欠勤扱いになり、時短で最小限になった給料は、ほとんどなくなる。

 

上司や同僚を裏切ることになる?この先この状態で続けていても、期日までに高いクオリティで完遂させられる可能性は限りなく低い。以前の自分なら私生活を投げうってでも任務遂行していたけれど、今子供達や家のことを投げだすわけにはいかない。まさに絵に描いたような手詰まり状態。

 

こうして私は20年弱のサラリーマン人生に、別れを告げることを決めたのでした。

 

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【思い出の地】7年間に訪れた憧れの地、ノルウェー・トロムソ。

極夜シーズン(12月)だったので、朝から空がほんのり赤く、幻想的な景色が広がっていました。